どうも夏目です(^人^)
気が付くと2か月間も放置していました。
生活環境を変えてWiFiが使えるようになったので、再び書きます。
いつもは歴史の人物のことを書くのですが、今回は人物ではなく、建物について書きたいと思います。
城とは?
皆さんは「城」を見たことがありますか?
日本にある城といえば、
世界遺産の姫路城
巨大要塞だった大坂城
などたくさんあります。
ちなみに私は愛知県在住であるので、名古屋城や岡崎城行ったことがあります。
そのほとんどが城を中心に堀があり、その周りに城下町という町が形成されているものです。
絵で描くとこんな感じです。
城の周りは掘りを築いて防塞機能を高めていますが、一般市民の住居までは囲んではいません。もちろん例外的に小田原城のように防塞機能を高めていた街も存在しておりましたが、ほとんどの街が城の防塞が中心的でした。
一方海外の城はというと
日本とは違って城だけでなく、街全てを城壁で囲ってまちづくりがされています。
中国や西洋などの城と言われているのは、一般的にこれに該当します。
ではなぜ日本とは諸外国の作りが違っているのでしょうか?
他の民族からの侵略を受けた大陸とそうでなかった日本の違い
防塞機能を日本とは違って高めているということは、明らかにこれは敵がいることを想定している物として考えられます。
実際にそれが何であったかというと、
遊牧民族です。
彼らは基本的にどこか決まった場所に定住するわけではなく、家畜のえさとなる牧草が生えているところを探しながら生活をしています。
そのために、よく食料がなくたったりすることがあります。
そういったときに襲うのが定住生活をしている農耕民族です。
農作物を育てているので比較的に安定して食料を得ることができます。
それを狙って遊牧民族はやってくるわけです。
ただそれが起きるとわかっていてじっと指をくわえて待っているわけではありません。
そのために城壁を作るわけです。
中国の世界遺産にもなっている万里の長城は、漢民族の人たちが異民族の襲来に備えて作ったのは有名な話です。
だったら遊牧民族が来るのがわかっているなら、先に攻撃して倒せばいいじゃんと思いますが、それはできません。
なぜなら、
彼らがどこに住んでいるはわからないからです。
わかりやすくいうと、
ホームレスの人がどこに住んでいるのかなんてわからなくないですか?
当時の遊牧民族もそんな感じであったので、都市に住む人はビクビクしながら生活するしかなかったのです。
ではなぜ日本は街を城壁で囲まなかったのでしょうか?
異民族の襲来を受けなかった日本
日本がなぜ城壁を築いて街づくりをしなかったかというと、
その必要がなかったからです。
なぜなら日本は異民族の襲来を受けていません。 (元寇など一部ありますが)
日本という国ができておよそ2600年です。
その間ずっと天皇家が存在し続けているのは、他の民族の襲撃がほとんどなかったからです。
以前天皇家について下記の記事で詳しく書きました。
そんな国は世界中探しても日本しかありません。
だからこそ日本独特の世界にはない建築の城が出来上がったのかもしれませんね。