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スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

アドバイスをして相手を良くして上げようとしても、相手が聞きに来る状況でなければ効果は少ないー自分軸と他人軸から

どうもスベリスト夏目です。


前回の記事はこちらです。

nattsu1991.hatenadiary.jp


前回私の職場であった見た目の記事について書きましたが、その際に年長の方からアドバイスがありました。


茶髪の見た目のことでしたが、その見た目だと人生損するよと言われていました。



年を重ねると若い人へアドバイスをしたがります。
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私も子どもに対してこうするといいよといったアドバイスをすることがあります。


しかし、そんなに最近は効果がないなと感じることがあります。


なので今回はアドバイスをするときの注意点について、書きたいと思います。


目次

1.上から目線にならない

アドバイスはほとんどの場合年長者が年少者に対して行うことが多いです。(年上の人は年下の人のアドバイスは聞きにくいです)


会社であれば上司や先輩、家族であれば親という具合で行うことが多いです。


その際に気をつけなければならないのが、



上から目線にならないことです。



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自分の人生の経験を伝えて、その子の人生を少しでも良くしたいと思い熱くなることがあります。



それで自分の主観で物事を伝えてしまうことが多いです。



「お前はここを変えないと将来大変なことになる」



「俺はこうして来たからお前もこうしないとダメだ」



「とりあえず大学行っとけば大丈夫」



などなど。


自分が年を重ねて会社で実績もつくり、家族も持ったりするとある程度社会的な信用も得ることができ、自分に自信が持てます。




なので、自分が言うことが正しいと思いがちでアドバイスをする相手のことを否定しがちです。




そうなると、せっかく聞きに来たのに嫌な気持ちになってしまいます。




そうするとアドバイス聞いてもあまり腹に落ちていかないです。
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また嫌な印象がついてしまうと、2度アドバイスを聞きたくないです。



人間自分を否定してくる人は嫌なので。




あなたは自分の経験談を自慢するようなお節介おじさんな人になっていないですか?


2.よく聴くこと


相談事をするときに、まず自分の中にあるモヤモヤっとしたものをすっきりさせたいと多くの人が思います。




そのときに話を全部聞く前に早くアドバイスがしたくなってしまい、話を遮ってしまうことがあります。



相談を受けた人はこれで解決したからよしとおもいがちですが、解決すればいいと言うわけではありません。


よく聴いてほしいのです。



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特に女性は解決するよりも共感を求めます。


それは以前男女の脳の違いで書きましたのででそちらをご参照ください。
nattsu1991.hatenadiary.jp




男性でもまずは聴いてほしいと思っている人が多いです。



それを聴かずにポンと答えを出せばいいやと思って逆に相手を不快にさせてしまうことがあります。



また、とりあえず気持ちを吐き出して楽になりたいと思っている場合もあり解決を求めていない場合もあるので、やはり聴くことが大切です。

3.意見を言うのではなく、本人に合った提案をする

私は性格的にも子どもの頃からひねくれていたところがありました。



親が「これやりなさい」と言っても、「何でやらなければいかんの?」「あいつやってないじゃん」と言ってあまり聞きませんでした。



そのスタンスは大人になってからも基本的には変わっていません。



上司の人がこうしないとダメだよと言っても自分の意に沿わないことはあまり聞きません。



というよりも辻褄が合わないからです。



ここを変えないと人生損するよと言われたことがありますが、私自身が損していると感じていなかったの効果はありませんでした。



アドバイスをしても中々この人変わらないなと思っている人は、自分の意見を言いすぎてその人の本質を捉えきれていないことが多いように感じます。



私自身アドバイスを色々な人にしてもらって納得する答えをいただけた人は数人しかいません。



残りのほとんどの人が自分が求めていたこととはずれたことを言ってきていました。


アドバイスをしてくれた人で納得した方の多くは、


「夏目くんはこのことについてどうしたらいいと思う?」



「いろいろと聴いてみて、ここをこうしたらもっと良くなると思うけれどどうかな?」



「それは本当に腹の底からやりたいと思ったことかな?」


といった具合に意見を一方的に伝えるのではなく、私の中あるものをから悩みを解決していくという形を取っていく人が多かったです。


いわゆるコーチングというものです。
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外からでなく、内側から自分の答えを出していくので自分が出した解決策なので自分に落とし込みやすいです。




自分にとっての正解が他の人にとっては不正解のこともあります。




答えは意外と自分の中にあるものです。


4.アドバイスした人は責任を取らない

相談をしてアドバイスをしてもらっていい結果になった場合はまだしも悪い結果になったことはありませんか?



私は結構あります。


いい結果がもたらされたときはその人に対して感謝の気持ちが芽生えますが、悪い結果になったときはその人に対して敵意のようなものが生まれます。



そうすると責任を取れと言いたくなりますが、アドバイスをしてくれた人は責任を取ってくれません。


なぜかを説明します。

4-1 アドバイスした人がいなくなる


子どもの頃、1番身近に自分の人生についてアドバイスをくれたのは誰だったでしょうか?


私は親でした。


多くの方が親の影響を受けて育っていると思います。


親の考え方が自分の考え方に近い人も多いかと思います。


例えば親が決めた進路に進んだとします。


親が決めていることなので、ある程度は上手くいくと思います。


しかし、全てがうまくいくというわけではありません。



親が安定しているからといっても勧めた就職先が40歳ぐらいの中年のときに倒産したとします。


子どもとしては親の言ったことが間違っていたと言いたくなりますが、親は責任を取ってくれません。


その頃には親は高齢者で正常な判断ができなくなってしまっているか、もしくはなくなっている場合もあります。

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そうアドバイスした人がいなくなるんです。




これは会社でも同じで、若いとき上司言うことを素直に聞いて過ごし、上司がいなくなった後上司が言ったことと違うことが会社で起きてしまってもアドバイスをした上司はもういないので責任を取りません。


現代の世の中、非常にスピードが早いのでアドバイスしてもらったことが世の中と合わなくなっていることもあるので、それが合っているのかどうか自分で考えて判断しましょう。


4-2 会ったことがない人からのアドバイスは気をつける

最近はSNSが発達したことにより、多くの人から情報を得られるようになりました。



これまでは知ることのできなかった生き方もできるようになりました。



そういった人がいうことを簡単に信じてしまい、安易な選択をしてしまうことがあります。
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ネットの世界で影響力のある人達が発言されたことに感化されて仕事を辞めて、フリーランスになってしまうことがあります。



しかし、そこで全員がうまくいくとは限りません。(そんなことがあったら世の中はお金持ちだらけです)




それで失敗すると、あの人が言ったからやったのにどうしてくれるんだとなります。



勝手に解釈しずぎかなと思います。



そもそも実際にアドバイスをしているわけではなく、ただの発言を真に受けてそれが正しいと思ったのは自分です。




ただの発言なので、責任をとる必要はありません。


自分で正しいと思って選択をしたことであるならば、自分で責任を取りましょう!


5.他人軸で生きている人にアドバイスをすると責任転嫁されやすい

よくあの人がこう言っていた、テレビであんなことを言っていたとだからそれ大事だよねと言われたことを間に受けている人を見かけませんか?



素直さという面では非常に素晴らしいと思います。



人から言われたことをきちんとやるので。


しかし、そういった人は他人軸で生きている可能性もあります。



他人軸で生きていると、自分に起きたことも人のことのように思えてしまうので、責任を転嫁しやすいです。




自分を見るのではなく、他人のことばかりを気にしてしまっているので、自分はこう考えているというものがないです。



アドバイスをするときにその人が自分軸に落とし込むことができるのかどうか見極める必要があると思います。

6.自分軸で起きた奇跡について


自分軸でしたことが奇跡を起こした事例を紹介します。


釜石小学校の奇跡というものを皆さんはご存知でしょうか?

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【温故地震 大震災編】生存率99・8%「釜石の奇跡」 「津波てんでんこ」の教えの正しさ 都司嘉宣(1/2ページ) - 産経ニュース


2011年3月11日に発生した東日本大震災のときに釜石市の小中学校が、生存率99.8%という奇跡を起こした出来事です。


犠牲になった子どもは学校に来ていなかった5名の子どものみでそれ以外の子どもは生き残ることができました。



私はこれは自分軸で考えたからこそ起きたことであると考えております。

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釜石の防災教育の中で3つの原則があるそうですが、その中で紹介したいのがハザードマップにとらわれるなということです。


想定外のことがおきることも想定しておくということです。


これはかなり難しいことであると思います。


どれぐらいが危険であるのか自分たちでその場で考えなければならないからです。


また、学校の先生も良くある避難訓練のように整列はさせずにとにかく逃げろと言ったそうです。


さらに中学生の生徒は避難した場所が危険であるから、もっと高台に避難した方がよいといったそうです。



これは他人事としていたら起きなかった奇跡だと思います。



自分軸でとらえると主体的に動くことができることを示してくれた事例です。

7.まとめ


私自身人にアドバイスを求めてしまうことがよくありました。



しかし、その時は他人軸で考えていたので自分が責任を持って選択をしたとう意識はなかったです。



その結果他人のせいにしてしまうことが多かったです。



今は自分軸で動くことが増えてきたので、あまり他人のせいにせずに自分の選択に責任を持つようになりました。




アドバイスもあまりなので頼まれてもしません。責任が持てないので。



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