どうもスベリスト夏目です(^。^)
先日愛知県の学校あるあるについて書きました。
愛知県の学校あるあるー愛知県の誰もが一度は耳にしたこと - スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ
今回は私自身が学校に勤めていた経験と現在の学校現場の状況を外から見て気づいたことについてあるあるで書きたいと思います。
目次
1.若い先生が今ものすごく増えている
学校に働き、現在も学校の先生も関わる仕事をして気づくことは
最近若い先生がやけに多いです。
学校の半分ぐらい20代30代ぐらいの先生ではないかと思うぐらいいます。
ちなみに私が以前勤めていた学校で同じ学年に8人の先生がいましたが、40代が2人、30代が2人、20代が4人でした。
30代の方も前半だったので本当に若いチームだったなと思います。
なぜこんなにも若い先生が多いのか?
1-1 団塊世代の大量退職
団塊世代とは1947〜49年の世代のことです。
ものすごく人口が多い世代でこの3年間で800万人の人が生まれたと言われています。
この世代が日本の経済成長を担ってきた世代です。
では団塊の世代がなぜ今の若手教師の増加に関係があるのか?
それはこの世代が今から10年ほど前に定年退職で大量退職をしたからです。
2007〜2010年ごろに団塊の世代の大量退職ご話題となりました。
一般の企業でも技術の継承など問題が発生しました。
しかし、一般企業を見るとそこまで年齢の分布にアンバランスさはありません。
なぜなら企業はリストラを行ったからです。
バブル崩壊後に多くの企業でリストラで人員を削減しました。その穴埋めを派遣社員などで行いました。
しかし学校ではリストラが行われませんでした。
なぜかというと公務員だからです。
大きな問題を起こさない限り教師はクビにはなりません。
しかし、90年代に入ると少子化が深刻化していきました。そのためクラスはどんどん減っていきました。
でも先生はクビにできません。
どうしたか?
採用を減らしました。
その影響があって現在40代から50代ぐらいの教員は少なくなっています。
しかし、冒頭にも話したように大量に団塊の世代が退職してしまったのでその穴埋めをしなければならなくなりました。
再任用という形で65歳まで引き延ばしましたが、どちらにせよ定年は免れないので新しい人材を補充しなければなりません。
30代40代で教員を目指していた人でもすでに一般企業に就職してある程度の地位があるのでそんなに転職はしません。
そうなると新卒採用に頼るしかありません。
そのため現在の若い先生が学校にたくさんいる状況になりました。
2012年ぐらいから2016年ぐらいまでは教員の採用は非常に多かったです。(今もまだ多いと思われますが)
1-2 クラスの少人数化、特別支援学級の増加
昭和の頃の学校では1クラス40人50人いるのが当たり前でした。
しかし今はどれだけ多くても40人学級、小学校の低学年や中学校の1年生では1クラス35人学級になっています。自治体によっては人クラス30人学級になっているところもあります。
http://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000051368.html名古屋市:小学1年生・2年生での30人学級の実施(暮らしの情報)
そのため先生の数は増やさなければなりません。
それに加えて特別支援学級も増加しております。
私が子どもの頃は主に知的障がいの子で通常学級の学習や生活に明らかについていくのが困難な子が在籍しておりましたが、今は軽度の発達障がいの子どもも在籍しております。
一見すると通常学級の子どもと比較してもわかりません。
なぜこの子がという子もいます。
そういった子どもの受け皿として特別支援学級が多く作られ、そこに教員を多く配置するようになりました。
一つの学校で3クラスぐらいあるところもあります。
それぐらい特別支援教育に力を入れてきています。
2.みんな防犯ブザーをつけている
子どもと接していると「ピュルルルー」とランドセルから謎の音が聞こえてきます。
なんなんだと思いますか?
防犯ブザーです。
私が子どもの頃はつけていませんでしたが、最近の子はみんなつけているような気がします。
鳴った時は止めるのがめんどいです。
誘拐事件などの防犯用として多くの子どもが持つようになりました。
時代の流れなのかなーと思います?
3.まとめ
今回は最近の学校で働いたり、放課後等デイサービスで子どもを見ている中で気づいた学校の変化を分析もしつつも、主観的に書かせていただきました。
なのでこれ違うよと思ったところがあってもあまり気にしないでください。
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