どうも夏目です。
昨日に引き続き信長のことを書きたいと思います。
信長のマイナスイメージ
前回書いた信長はどちらかというと改革者としてのイメージの部分を書きましたが、今回は信長が持っているマイナスな部分である残虐な部分にスポットを当てて生きたいと思います。
その中で宗教勢力に対して行ったことについてできるだけ客観的に書いていきたいと思います。
当時宗教勢力である延暦寺の焼き討ちの際に僧侶のみならず、上人、女、子どもまで無情にも殺したといわれています。
端から見れば残虐で容赦ないなと思いますが、ふとここでおかしなことに気づきませんか?
お寺でお坊さんが修行をするところに、なぜ女、子どもがいるのか?
そう、お坊さんたち堕落しきっていたのです。
ということで修行もろくにしてないのはおかしいということでつぶしました。
こういったことも宗教勢力と戦った一つの理由ですが、もっと明確な狙いがあります。
宗教戦争の根絶
戦国時代のころは宗教勢力が大きな力を持っていました。
例えばお寺には武装した、、
僧兵もいました。
ちなみにこのときの比叡山延暦寺は僧兵がたくさんいる武装集団でした。
そして実際に武力行使の過激な行動もしています。
それが1536(天文4)年に起きた天文法華の乱です。
これは簡単に説明すると延暦寺側が日蓮宗側に対して「お前らの宗教認めてやるから金を出せ」とううような恐喝を行い、日蓮宗側がこれを拒否したことが原因で起きています。
怒った比叡山延暦寺側が天皇や幕府に討伐する許可を得て、日蓮宗二十一本山を焼き払い、法華宗の3000から1万人の人を殺害しています。
お坊さんのくせにぜんぜん平和的なことをしてないやん!
戦国時代まではこういった宗教戦争はあちこちで発生していました。
中には幕府や天皇家などの政治に介入してくるやからもいました。
そんなこんなでかなり危ない集団であったのです。
今でいうところのISIL(イスラム過激派組織)みたいな感じです。
ということで信長はそういった危ない宗教勢力を徹底的に潰しました。
しかし、信仰の自由は認めており、宗教の弾圧はしておりません。
信長は宗教勢力に対し、武装解除を行い、政治への介入することをやめさせました。
その結果、今の日本で宗教戦争は起きているでしょうか。
宗教的な対立が原因で起きている紛争は世界中で今も起きています。
アラブとイスラエルで起きている紛争がまさにそうでしょう。
また、欧米諸国で起きているテロ事件も宗教の対立が深く関わっています。
信長が宗教戦争を無くさなければ日本でもこういったことが起きていたかもしれません。
まとめ
信長が比叡山延暦寺の焼き討ちをしたことは一見すると残虐なイメージがありますが、そこにはいくつかの明確な意図があったと思われます。
そのときは確かに多くの人が亡くなっていますが、今の日本で宗教による紛争が起きていないのは信長のおかげかもしれません。
そういったところでは未来を見る先見性を持ち合わせた人物であったのではないでしょうか。
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