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スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

いじめが起きる原因は暇と好きという感情ー容姿や性格ではない原因とは?

どうもスベリスト夏目です。


前回の記事はこちら
nattsu1991.hatenadiary.jp


さて前回2学期の最初は自殺する子が多いと書きました。


原因で多いのがいじめです。



今回はその原因となるいじめについて書きたいと思います。



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いじめられる側にも原因があるとかいじめをする側も実は家庭内で問題があるなどといったことがよく言われていますが、私はそれ以外にも理由はあると考えます。


それは誰しもが陥る可能性があるものだと気づきました。


目次

1.いじめられる側の原因と考えられるもの


いじめられる側の原因とは何か?


これに該当するからと言っていじめられる子が悪いというわけではないので、あくまでいじめる側が考えるいじめる理由と思って考えてください

1-1 能力に関係するもの

いじめられる原因の一つに能力に関わるものがあります。


例えば学校の成績
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テストでいい点を取ることで嫉みを買うこともありますし、逆に悪い点だとばかにしていじめる場合もあります。


他にも部活でレギュラーになった、学級委員になったなどその人の能力で得たものに対する嫉妬から生まれるいじめがあります。


子どもは他人と比べたがるので要注意が必要です。

1ー2 容姿に関わるもの


容姿はいじめの対象になりやすいです。

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体が太っている、痩せている、ニキビで肌が荒れている、汚らしいといったことがいじりの対象になり、そこからいじめへと変化していきます。


特に思春期の子は体の変化が出やすい時期であるので、そういったことでからかわれるだけでも傷つきやすいです。


見た目に関わる言葉には配慮が必要です。

1-3 性格に関わるもの

性格は人によって様々です。

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物事をはっきり言うタイプもいれば、何も言わずに裏でぐちぐち言う人もいます。


自分の性格と違うということで気に食わなかったり、誤解が生まれたりもします。


男の子であればうじうじしていて気持ちが悪いと思う子もいれば、女の子で何でもはっきりいいからあの子は嫌だなど性格の受け取り方は様々です。



人それぞれの性格の違いということを理解して子どもにわかるように伝えることが必要です。

2.いじめる側の原因


次はいじめる側の原因について書きたいと思います。

2-1 自己肯定感が低い


いじめをしている子は気が強いので一見すると自己肯定感が高いのではないかと思いがちですが、決してそうではありません。
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自己肯定感が低いのでいじめるのです。


自分の自信の保つ方法が他の人よりも上に立つことで自信を得ているので、いじめを行うことで自分より下の立場の人間を作ります。


いじめをする子はそうやって自分の自信を保とうとして必死になってやっています。

2ー2 家庭環境に問題がある

いじめをする子の多くの家庭環境は荒れています。

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暴力的な行動や問題行動をする子は家庭で暴力を受けていることもあります。


他も子を侮辱したり否定したりする子は、親から否定されている場合もあります。


いじめをする加害者でもありますが、同時に被害者でもあります。


子どもが行っていることにはその背景となるものがあるのでそれをしっかりとらえることが大切です。

2-3 いじめられる可能性があるのでそれに同調する

いじめをするのは1人ではありません。


ほとんどが複数で行われます。

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中心と加害者の子がいてはやし立てる観衆がいて、それを見る傍観者がいます。


観衆や傍観者の子は自分がいじめられたくないから一緒になっていじめを行っているものもいます。


その子たちをいじめに加えないことがいじめでの被害が大きくならない近道です。

3.いじめの根本の原因は何なのか?


私は、いじめが起きる原因はもっと別のところにあると思います。


それはいじめられる側でもいじめる側でもないと考えています。


誰かが原因というよりも教育環境や誰しもが持っているあるものが影響していると考えます。

4.いじめをするのは○○だから①

いじめをするのはなぜか?

いろいろと調べて分析していった結果2つの答えにたどり着きました。


1つ目は






暇だからです。

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えっと思う方もいると思うので説明します。


子どもは学校生活や日常生活で大人以上に時間を長く感じます。

これは時間の過ぎ方について違いがあることを書いたのでこちらを見てください。

nattsu1991.hatenadiary.jp


授業中や休み時間に子どもがやれることは限られています。


授業中はずっと座っていなければならない、学校には余計なものを持ち込んではいけないと大人が生活する以上にがんじがらめのルールに縛られています。


そうなると、やれることがどんどん限られてきます。



晴れた日は外で遊べますが、雨の日は遊べません。


中学校の教室にはトランプなどの遊べるものはありません。


そんなこんなで暇を持て余してしまっているのです。


それで何か変わったことをしている子が目に入って、その子にちょっかいを出して遊ぶわけです。


そう一種の娯楽なんです。
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最初は遊び感覚だったのがエスカレートしていき、大きないじめになっていきます。


学校の先生でも授業を盛り上げるためにある特定の子をいじることがあります。


先生にその場合はないです。


しかしそれが娯楽として休み時間でも引き続き行われてしまうこともあります。


ちょっとでも面白いことがあるとそれをやるのが子どもです。



学校生活は暇な時間が多いのでその暇な時間を少しでも減らすことが大切です。

5.学校ではうまく時間を使うことは難しい


とはいえ暇になるのだったらその暇をうまく他のことで使えば問題がないのではないかと思いがちですが、


それはなかなかうまくできません。


学校では子どものやりたいことがすべてできるわけではないからです。



本を読めばいい、授業の予習復習をすればいいなどと大人は言いますが、みんながみんなそれをしたいわけではありません。



やりたいことができない場合もあります。



その際にやりたいことを学校は一方的に禁止することがあります。

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例えば漫画の持ち込み禁止。(私の学校ではありました)


しかし子どもからするとなぜと思います。


ライトノベルの本は絵が漫画みたいであるし、図書館には日本史の漫画の本もありました。


学校の規則には意味の分からないものが非常に多く、その中には理由がはっきりしていないものもあります。


そういった禁止事項が子どものやりたいことをできなくして子どもに暇な時間をつくっていることを理解することが必要です。


6.いじめが起きるのは○○が存在するから②


もう一つのいじめが起きる原因は




好きという感情が存在するからです。

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んとこれもまた思うかもしれませんが、説明します。


例えばAくんがBさんという女の子を好きになったとします。


それで仲良くなり、勇気を出してAくんはBさんに告白しました。


しかし、BさんはCくんのことが好きだったのでAさんの告白を断り、その後Cくんと付き合うことになりました。


一見するとよくあることですが、AくんはCくんに対してどんな気持ちになるでしょうか?


Cくんは勉強もスポーツもできるから仕方がない。と素直に受け入れる場合もありますが、


Cくんを憎んでしまうこともあるかと思います。


そうなるとCくんはAさんにとって憎き敵です。


同じような仲間がいれば協力してCくんをつぶそうなんて考えます。


最初はただ好きという純粋な感情が、どこかひょんなことからねじ曲がってしまいいじめになっていまうこともあるのです。


これ実は戦争が起きる原因にもいえて、自分たちの大切な聖地を奪われただから奪い返そうといったことが今でも起きています。


純粋な心がどこかで一歩間違えてしまうと実はいじめになってしまうこともあるんです。

7.大切なことは相手をうけいれること

感情の問題なのでどうしようもないと思いがちですが、これを解決する方法はあります。


単純相手を受け入れることです。

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自分が好きだと思った人に振られたとしてもそんな相手でも受け入れ、その人が好きになる人だから喜んで応援しよう!


そういった気持ちになることでいじめにはならないと考えます。


しかし、思春期の年代は一番人を受け入れるのが難しい世代です。(大人でも難しいです)

それが大人が少しでもフォローすることでいじめは防げるのではないでしょうか?

8.まとめ

暇という時間的な要因と好きという感情的な要因は一見いじめには全く関係のないことのように感じます。



しかし、原因を突き詰めていくと実はこの2つが関係していることが多いです。


暇なのであればやりたいことをできる環境を整える、好きという感情であれば相手のことを受け入れるといったことを伝えるをするだけでも変わるのではないでしょうか?


いじめは子どもだけでなく、大人の世界でもあります。


大人は上手くかわすすべを持っていますが、子どもは持っていません。


被害者や加害者をできるだけ少なくするためには何が必要なのか皆で考える必要があるのかもしれません。



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