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スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

夏休みが終わる2学期の初めが一番に自殺者が多い現実

どうもスベリスト夏目です。


前回の記事はこちら

nattsu1991.hatenadiary.jp

さて2学期が始まりました。

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そして、その2学期の初日である9月1日は魔の日であると言われています。(今年は曜日の関係上9月3日が初日でした)


この日は子どもの自殺が最も多い日の1つと言われています。
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それはなぜでしょうか?


学校に行きたくない理由から考えていきたいと思います。

目次

1.自由な生活から規則のある生活に戻るのが居心地が悪いと思っている

夏休みは子どもにとってものすごく居心地がいいです。


好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、好きな時間に好きな食べ物を好きな時間にゲームをしたり、テレビを見たり自由な時間を過ごすことができます。
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しかし、ぞれが夏休みが終わり学校が始まると見事に崩れてしまいます。


学校という規則ががちがちの場所に戻らなければなりません。


私の施設に通っているほとんどの子どもが夏休みが終わりかけになると、「学校行きたくない~」と言ってます。


そんなこんなで自由がなくなるのでみんな学校に行くのが嫌です。


しかし、こう言っている子たちは何だかんだで学校が始まったら始まったで1週間ぐらいすると適応していきます。


こういった子たちはあまり自殺をしないです。(愚痴が言える元気があるので


お盆休みやお正月休みが終わったサラリーマンも文句を言いながら同じように仕事にしていますので、それと同じようにとらえていけば問題がないと思います。


2.学校にそもそも行かなくてもいいと思っている


私が子どもの頃は学校に行かないと親から怒られて、学校の先生からは学校生活がまともにできないと「社会に通用しない」と何て言われていました。


中学校になると内申点にもろに影響してしまうので、進学校に行きたかった自分は学校に嫌でも通っていました。(朝部活中に吐いてしまったこともありましたが、我慢して一日学校に行っていました。)

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それは学校に行かないと将来大変なことになるという一種の恐怖心からでした。
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いい高校に行くために中学校を休まずに通っていい成績をとる、

いい大学に行くために高校に休まずに通っていい成績をとるといった行動をとり、

将来の不安を取り除いていました。


学校には行かなければならないものだとずっと思っていました。

しかし、最近では様々な人に会う中でそれも一つの選択肢だと知りました。


何か月間か不登校であったけれど立派に社会人になっている人も見たこともありますし、子どもで学校に行かないという選択をしている人も見ました。



学校は絶対に行かなければならないといううわけではないことを知りました。



今の時代でしたらインターネットで授業を受けることも可能になったので、無理に学校に通わなくても勉強することは可能です。


また不登校でも中学校の卒業の資格は得られます。


学校に無理に行かなくても生きていける世の中になっています。



こういった感じで達観していると学校に行こうが行かまいが関係ないと思っているので学校に対するストレスは少ないので大丈夫です。


3.学校で居場所がないけれど行かなければならないと思っている

学校に居場所がないと思っている子は夏休み明けに学校に行くのがものすごく辛いです。


友達からいじめられる先生との関係が良くない部活の先輩に嫌われるといった自分にとってつらい状況であると学校はもはや地獄です。

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いじめについての記事はこちら
www.summer-eye1991.com

それでも学校や親は学校に行かせようとします。


不登校というのは親としては嬉しくないと思っている親も多いので何とかして学校に行かせようとします。


ここで勇気を出して学校に行かないという選択をとることができる子はまだいいです。


自分で危機を回避することができるので。


問題は無理をして学校に行ってしまっている子です。


学校に行くのはものすごく辛いけれど、行かなくなって成績が落ちたらどうしよう。


学校に行けないダメな子を思われたらどうしようと思ったりもします。



大人であれば様々な人と関わるので職場に行かなくなっても大丈夫だと思えますが、子どもの社会は学校がすべてです。

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学校生活がうまく送ることができない、そんな自分に生きている価値がないとなってしまい自殺に至ってしまいます。


実際中学校に勤めていた時に私なんてどうせ生きてても意味ないよといった言葉を言っている子を目にする機会がありました。



そんな綱渡りな状況にいる子は生きているかもよくわからない状況です。

4.子どもが学校に行けるかどうかの見分け方

そうはいっても学校をサボりたいだけなのか、本当に調子が悪いのかどうやって見分ければいいのかわかりません。


いくつか見分けるポイントをここでは書きます。

①元気に行きたくないと叫んでいるうちは大丈夫

朝起きたときに、辛い場合声も出ません。


しかし、親が起こしに行ったときに、「うるせー」「まだ大丈夫だー」と大きな声で反論があるときは大丈夫です。

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めんどくさくて行きたくないだけなので。行けば友達と文句を言いながらしゃべっています。

②朝うつむいていたり、口数が少ないときは要注意

本当に辛い時は言葉が出てきません。


ぼーっとした状態で下を向いてうつむいています。
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猫背気味で姿勢も悪いことが多いです。


血流が回っていないので判断能力も乏しくなっています。

そういったときは一度よく話し合う必要があります。

本当に学校に行くかどうか一緒に考えるといいかもしれません。

③日頃からのコミュニケーションが大切


正直子どもがどれだけ辛い思いをしているのかは実際に近くにいる人でもなかなかわからないことが多いです。


気が付くと手遅れであったということもあります。


そうならないためにも、日ごろからのコミュニケーションがとても大切になってきます。


日頃からコミュニケーションをしっかりとっていれば子どもの変化に気づくことができます。

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共働きや核家族化などで家族でコミュニケーションをとる時間が減っている現代社会だからこそ今一度家族で話す時間を作ることが大切なのでしょうか?


思春期になるとなかなか子どもも話さなくなりますが、子どものことを受け入れているよという気持ちを伝えることで子ども話しやすくなるのではないでしょうか?

5.まとめ


新学期が始まるこの時期は精神が不安定になりやすいです。



生活のリズムが変わるので疲れもたまりやすく、ストレスもためやすいです。


子どもがつらい目に合わないように日ごろから子どもと関わる人々は目くばせをしていくことが大事だと私は考えます。


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