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スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

ポジティブもネガティブも思い込みからくるー問題児との接し方から気づくこと

どうもスベリスト夏目です。


前回の記事はこちら

nattsu1991.hatenadiary.jp


最近仕事をしていて自分が気づいたことがります。


とある個性の強い子どもが新しく入所してきてその子がコミュニケーションの取り方が分からずに、ひどいことを言ったり、手が出てしまっている子がいます。


そのときに、子どもや職員から「あいつは絶対悪い奴になる」「将来はまとまな仕事に就くことはできない」といった声を聴きます。



果たして本当にそうなんでしょうか?


子どもの頃荒れていた子どもが本当に大人になったときに悪い大人になるのでしょうか?

目次

1.良くなるのも悪くなるのも周りの環境

子どもの頃から問題行動をすると、それを大人が注意したり、周りの子どもが怒ったりします。

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しかし一度ではなかなか倒れないので、何度も同じようなことを言われます。



そうするとだんだんと悪いイメージがその子についていきます。



なかなか変わらないとだんだんいらいらしてきて、周りの大人や子どもはあきらめて関わることを辞めていきます。



いい大人や子どもはどんどん距離を置いていきます。



代わりに悪い大人や悪い子がついてしますようになります。(類は友を呼ぶ)




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そうなってしまうとなかなか子どもが変わるのは難しい状況になります。


子どもは怖かったり、被害を受けてしまうと嫌な思いをする子もいるので、


できるだけ大人が関わることをあきらめないことが大切です。

2.ネガティブイメージをするとネガティブになっていく

先ほど挙げたようになかなか子どもの行動が変わらないとその子に対して悪いイメージを持ってしまいがちです。


そうすると、その子=悪い奴、危険な奴と思いこんだ状態で接することになります。


いわゆる先入観ができあがってしまします。(ネガティブイメージです)


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そうなってしまうと、その子自身が悪いことをしていないのにもかかわらず、「お前がやったんだろ」と勝手に断定して犯人扱いしてしまいます。



学校の先生でもそういったことをが起きると「またお前がやったんだろ」という先生もいました。



そうなってしまうとますます人を信頼しなくなるので、悪いところだけを見るのではなく、その子のいいところを見ていくとよいのではないでしょうか?



また、問題行動はその子の表面的な部分が表れていることなので、その裏にある背景をしっかりみていくといいと思います。



家庭環境に問題があることが結構多いです。




3.ポジティブイメージをするとポジティブになっていく


ネガティブなことを考えていると悪いことが起きやすいです。


私は子どもの頃はネガティブに物事を考えてばかりいました。


それが表情に出ていました。中学校ぐらいの頃は胸倉を突然先輩から掴まれるたり、図書館で勉強しているときに自分のスティックのりで遊ばれたりとよく悪いことが起きていました。


女の子にもてたいと思っていてもまったく女の子から話しかけられないので、「結局顔かよ」なんて思っていました。



しかし、よくよくその頃の写真を見てみると、顔がしかめ面をしていてあまり笑っていないです。
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ネガティブなことを考えるあまりそれが表情に出てしまっていて人を近づけない空気感を漂わせていました。




そういったことに気づいてからポジティブなイメージを持つことを意識するようになりました。


結果としてそれが良く話しかけらるようになりました。


例えば、街中で道を聞かれるようになりました。外国人やおばあさん、街角でアンケートを取っている人などいろいろな人に道を聞かれるようになりました。(旅行先で道を聞かれて困ったこともありました)


初対面の人が話しかけてくれるのは、表情がしかめ面していたら話しかけないと思います。


表情が良くなっているので、話しかけやすくなったのかなと思います。


その結果、自分の中でいい出会いが増えてきました。


ポジティブなイメージを持つことでいいことが起きます。私自身はそれをものすごく強く感じました。

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自分だけでなく他人に対してもポジティブなイメージを持つことが増えてきました。



以前は人のあら捜しをするようなところがありましたが、最近は人のいいところを見つけることを意識するようになりました。



悪いところに関してはそこを無理に改善するのではなく、チームで補ったり、テクノロジーで補ったりすればいいやと考えるようになったのでそこまで悪いと思わなくなりました。



そうやって考えていくと、いい人間関係ができるようになってきました。


まずは自分の思考を変えていくことが大切だと思います。


4.荒れていた子がすべて悪い大人になるわけではない

実際に荒れていた子が本当に悪い大人になっているのでしょうか?


これは正直なところわかりません。


子どもの頃悪い子がどれくらいいるのかわかりません。人によって基準も違います。


私個人としては悪い大人になっていないと思います。


小学校は全国で2万あります。


仮に1年から6年生まで各学年1クラス30人でクラスに2人ぐらい問題児がいたとすると、約24万人もいることになります。



しかしその子たちがすべて犯罪者になるとは限りません。


ちなみに凶悪犯罪については昭和の頃に比べると明らかに減っているというデータもあります。


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荒れていた子が自分の子どもの頃ににもいましたが、今大人になって犯罪者になっている人はいません。


5.いい子でも悪い大人になることもある

では一般的に子どもの頃に言い子といわれていた子が大人になったときにすべて良い大人になるのでしょうか?


私は学校でいい子と云われていた子も周りに環境次第で悪い大人になることもあると思います。


例えば、文部科学省の官僚が自分の息子を裏口入学させたことが以前ニュースになりました。


文部科学省に入ったということは、それなりに学業もできて人間性も兼ね備えていたと考えられます。


子どもの頃はいわゆるいい子だった可能性が高いです。


しかし、やったことはお金を使って未来ある若者をつぶす行為をしています。
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はたしてこれが、いい大人になっているでしょうか?


私も同級生で一人悪いことをしてしまって警察の世話になった子がいます。


中学校からの同級生で、成績も割とよく、部活動ではキャプテンをやるような子でした。


しかしいろいろあって、犯罪をしてしまいました。


子どもの頃は親に認めれたくていいことを我慢してやっている場合もあります。しかしその反動が大人になったときにくることもあります。


今いい子でも将来はどうなるかわかりません。

6.まとめ


私たちは物事に対して何かしらの思い込みをしています。



それによって物事を判断したり、人を見たりします。



ただ、ネガティブな場合はネガティブに移り、ポジティブな場合にはポジティブに移ります。



人によって移り方が変わります。



勝手に自分でイメージを作って人を悪く思うのはこれを機にやめていきませんか?


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