どうもスベリスト夏目です。
先日熱中症のことについて書きました。
熱中症になる危険があっても外で働いたり、授業をする日本 - スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ
それと関連して暑い時期になるとお風呂に入ってさっぱりしたいと思う人が多いのではないでしょうか?
何日もお風呂に入らないと臭くなってしまいますし。
しかし海外旅行に行くと、ホテルなどでお風呂が付いてないこともあります。(シャワーだけ)
日本のホテルでは必ず部屋の風呂か若しくは大浴場がついています。
この違いは一体何なのでしょうか?
目次
1.日本のお風呂の歴史
お風呂は実は神道から来ていると言われています。
神話の世界でイザナギが黄泉の国から帰って来た時に、穢れを落とすために川に入って禊を行いました。
また滝行などと滝に打たれていらないものを落として行く行為です。
そうしたところから水に入って心や体の汚れを落とすという文化が日本に生まれたと言われたと言われています。
2.水の資源が豊富な国日本
日本は水資源が非常に良い多い国です。
気候は温帯湿潤気候で一年を通してある程度の雨が降るので、水にはあまり困りません。
そのために水をたくさん使える環境が整っています。
世界平均で見ても日本人の水の使用量は多い部類に入ります。
Q.02 毎日どれだけ水を使うの? TOTO環境BOOK[水と環境] | TOTO
1日に約300リットルの水を日本人は使っているそうです。
世界平均で見ると約2倍近くあります。
また日本の水は綺麗で安全です。その理由として日本の川は距離が短く、急流で流れが速いので水の循環がいいからです。
トイレでウォシュレットが使えるのも綺麗な水がふんだんにあるからで、途上国のトイレにはほとんどありません。
綺麗な水があるのは実は当たり前ではありません。
3.昔のお風呂文化について
現在は各家庭にお風呂がほとんどついていますが歴史的に見るとこれはまだ最近のことで、昭和の頃までは公衆浴場が一般的でした。
かつては銭湯がたくさん存在しました。
そして時代を遡るも江戸時代の頃の銭湯はなんと、
混浴であったそうです。
江戸時代には混浴を取り締まる法律もあったそうです。(1791年に出された男女混浴禁止令)
それでも混浴がずっと続いていきました。
そして混浴に対して異議を唱えたのが、1853年に日本に来たペリーです。
裸で男女が体を見せ合うことに対して羞恥心がないことに驚いたそうです。
そこでヨーロッパやアメリカの体裁を気にした明治政府は混浴をどんどん取り締まるようになったそうです。
それでも公衆浴場で混浴がなくなったのは明治末期で、温泉地では昭和30年ごろまで続いたそうです。
4.まとめ
お風呂というものは日本人にとってはただ体を洗うということにとどまらず、穢れを落とすといった宗教的な意味合いも含まれています。
水が多い国であるからこそお風呂の文化が全国に浸透しているのかもしれません。
スベリスト夏目のプロフィールはこちら
スベリスト夏目の自己紹介―ごく普通の社会人がブログを始めたきっかけについて - スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ