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スベリスト夏目の歴史からものごとを考えるブログ

現役放課後等デイサービスが伝える発達障害の支援方法や歴史学観点から見た教育や子育て方法について

私が支援において大切にしていることー何もしないをする勇気

どうも夏目です。



いつも子どもと接していていると、新しいことに気づきます。実はそれって大人の私たちとのコミュニケーションでもすごく生きるんじゃないかと思います。



今回の内容は


何もしないをする勇気」です。

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何もしないってそれ支援する側として駄目じゃないかって言われそうですが、実はこれには大きな理由があります。



目次

1.なぜ何もしないのか?


教員時代によく言われてのが「自分から積極的に話しかけないと子どものことはわからないよ。」なんてよく言われました。

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コミュニケーションは確かに大事です。話しかけて子どものことを知ることは一つの方法としてありだと思います。



ただし、私はあまり好きではありません。



なぜなら、子どもの情報がわからないからです。




例えば、みなさんが服を買いに行ったときにいきなり店員から話しかけられたら嬉しいですか?



私は嬉しくありません。なぜなら、自分の欲しいものがまだわかっていない状況でいろいろ詰められると嫌だからです。




いろいろとこれほしいなと思ったときぐらいに話しかけられるのがちょうどいいです。



子どもの中には初めて会う大人に恐怖感を持っていることも中にはいます。



新しい学校やクラスになって環境にとけこもうと必死に考えている子どももいます。



そんな子どもに対して、いきなり話しかけたら恐怖です。


悪魔のように感じるかもしれません。

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特に自閉症の子はコミュニケーションを苦手としているので人と話すことがしんどい子も多いです。



ではどうやってコミュニケーションをとるのか?

2.大切なことは、よく見て、よく聞いて、よく感じること


私が大切にしていることは、よく見て、よく聞いて、よく感じることです。


まず相手がどんな表情をしているのか?


にっこり笑っているのか、うつむいているのか、友達と話しているのか、一人でいるのかなどなど。




次に相手がどんなことをしゃべっているのか?



大きい声で話しているのか、小さな声で話しているのか、しゃべっていないのかなどなど



そして、よく感じること
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その子がどういう雰囲気か、熱そうか、冷めてそうか、のほほんとしてそうかなどなど



そして、相手のありのままを受け入れてコミュニケーション取ります。



少し時間はかかりますが、私はこれを大事にしています。

3.先に自分の情報を最低限伝えておく

先に話すことで相手に対して自分の情報を伝えることができます。ただし、自分のことを話しすぎるのはよくないので、最低限名前ぐらいを伝えるのがいいのかなと思います。


わからない人よりも知っている人と思える方がいいと思います。



そこから、子どもが話したいのかどうかを判断してその後のコミュニケーション考えます。

4.まとめ

コミュニケーションの取り方は人それぞれあります。積極的に話しかける人もいれば、ゆっくりと考えてから話す人もいます。


今回私が一番伝えたかったのは


みんながみんな積極的に話しかける人間でなくてもいいよということです。



極端に何もしないといいましたが、それぐらいの気持ちも大事なのかなと思います。




SNSを見てたくさん友人関係が作れている人がいてたくさん友人がいなきゃいけない、こうなりたいとついつい思いがちですが、たくさんいればいいというわけではありません。




子どもとの話し方もそうですが、大人との話し方も自分が一番やりやすい方法でコミュニケーションをとるのがベストだと思います。



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