どうも夏目です(^人^)
前回は大学行っても意味ないよということについて書きました。
そして今回はそれに関連して日本人になぜ鬱病が多いのかということについて書きたいと思います。
鬱病の原因について
鬱病は一般的に精神的に落ち込んだり、憂鬱な気分がずっと続いたりする病気のことです。真面目で責任感の強い人ほどなりやすいなりやすい鬱病になりやすいともいわれています。
その原因に実は中学校、高校の進路指導が関係していると私は考えております。
日本の中学校、高等学校の進路指導について
日本では小学校から中学校に進学する場合はほとんどの人が近所の学校に行きます。
その後ほとんどの子どもが受験をして高校に進学します。多くの子どもがここで人生で初めての進路選択をします。
人生で初めてのことで子どもはどう選択すればいいのかわからないことが多いです。そのため教員のアドバイスを受けすぎてしまいます。
しかし、その進路指導はほとんどが地元で有名な進学校に行くことを薦めます。具体的に将来やることが決まっていない子はほとんどが地元の普通科の高校に行きます。
いわゆる「いい高校」というところに行きます。
普通科の高校に行った子どもは3年間学びほとんどの子どもが大学、短大、専門学校のどれかを選んで進学します。
しかし、明確に将来やりたいことが決まっていない子どもにはとりあえず大学に行くことに薦めます。
いわゆる「いい大学」に行きます。
そして大学に入り、勉強をしたり、バイトをしたり、サークル活動をしたりして過ごします。そして3年生になり、就職について考えます。その中でやりたいことが決まっていない人はいわゆる大企業に行くことを目指します。
いわゆる「いい会社」に行きます。
日本人の典型的な進路がこれで完成します。
いい高校に入り、いい大学に入って、いい会社に就職するという一連の流れが日本の進路指導です。
しかし、これが鬱病の人を作るシステムになっています。
周りの人に大手企業に入っている人でも仕事が嫌いや辞めたいと言っている人がいたりしませんか?
会社に入ってみたら思っていたのと全然違っていたと話したりしている人はいませんか?
なぜこういったことが起きているのか?
それは自分が好きなことややりたいことを仕事にしていないからです。
とりあえずこの高校、とりあえずこの大学、とりあえずこの会社と決めているため自分のやりたいことと違っていることが多いです。
それでも一度は入ってしまった会社であるためなかなか辞めることができず、我慢して仕事をするためストレスがたまります。
中学校、高校と先生のアドバイスを聞いている真面目な人ほど辞めることに強い抵抗感を感じなかなかやめられなくなってしまいます。
そういったことが原因で鬱病にかかりやすくなってしまいます。
しかし、先生側もなかなか進学校に行くこと以外のアドバイスを送ることができません。
なぜなら、社会の状況を知らないからです。
例えば、会社をつくりたいと高校生の子が言ったとします。
それに対して会社の作り方を教師は知らないので自分が知っている範囲での回答しか出せないので、「そんなのは難しいから、とりあえず大学に行って勉強してから考えなさい」と言うことが多いです。
しかし、実際に起業して会社を経営している人に聞けば「どの分野で起業するのか?50どれぐらいの規模でやるのか、誰をターゲットにするのか」といった具体的なアドバイスをもらえると思います。
教師は子どもに授業を教えることは得意分野としていますが、世の中の仕事のことは詳しくありません。
これは一概に教師だけが悪いわけではありません。
朝から夜遅くまで働き、土日は部活動で一日を拘束されて、なかなか外に目を向ける機会はありません。
なので教師の人は基本的に教師のつながりはできても、それ以外の業種の人とはなかなかつながることができません。
どうすれば子どもたちにその機会が作られるのか?
子どもが世の中の人とつながる方法について
今の子どもは昔の子どもに比べて時間がないです。
平日は朝部活に行って、昼間は勉強して、夕方に部活をして、帰ってきてから塾に行ってとハードなスケジュールで外とのつながりがなかなかできません。
どうすればいいのか?
学校に呼べばいいと私は考えます。
社会科の経済の分野を学ぶときに地域の大人を呼んだりするのもいいですし、フリーランスで働いている人を呼ぶのもいいと思います。
学校だけで難しければ地域の人が働きかけたり、教育委員会などが機会をつくったりすれば少しでも子どもの選択肢は広がると思います。
そうすれば子どもが自分のやりたいことを見つけて、それを仕事にすることができるのと考えます。
鬱病もやりたいことができていると仕事で実感できれば、なる人も減ると思います。
子どもに我慢することばかりを教えるのではなく、やりたいことをやるためにはどうすればいいのか考えられるようにすることが大切なのではないでしょうか